デンタル

  • 歯科技工業務のワークフローを変革

    デンタル事業の概要

    歯の詰め物や被せ物、入れ歯などの補綴物(ほてつぶつ)を製作する歯科技工の現場に、歯科用ミリングマシンや歯科用3Dプリンターを中心としたデジタルソリューションを提供することで、業務の高付加価値化、生産性向上をサポートしています。

  • 歯科用ミリングマシン

    歯科用ミリングマシン「DWXシリーズ」は、塊(かたまり)状の補綴材料から歯の詰め物や被せ物を削り出す装置です。高い加工精度はもちろんのこと、作業机の上に設置できる「デスクトップサイズ」、誰もが簡単に操作できる「使いやすさ」、お手持ちのCAD/CAMソフトウェアやスキャナなどと組み合わせてお使いいただける「オープンシステム*」、「導入いただきやすい価格」などのコンセプトが高く評価され、業務のデジタル化を志向する世界中の歯科技工所で導入が進んでいます。現在、ジルコニアやハイブリッドレジンなどの加工に適した「ドライ方式のミリングマシン」として、5軸制御のDWX-51D、補綴材料を自動交換するオートディスクチェンジャー付のDWX-52DC、コンパクトサイズながら高い加工精度を誇るDWX-4の3機種を取りそろえる一方、優れた審美性と強度で歯科医や患者から高い支持を得るガラスセラミックスの加工に適した「ウェット方式(注水しながら研削する方式)のミリングマシン」、DWX-4Wを展開し、多様化する補綴材料の加工に最適なソリューションを提案しています。

    *歯科技工業界では、補綴物製作を支援するシステムとして、歯型をデジタルデータ化するスキャナや、CAD/CAMソフトウェア、ミリングマシン、特定の補綴材料などをセットにした「クローズドシステム」として販売する場合がありますが、当社は、これらを限定しないオープンシステム・コンセプトを採用することで、ユーザーが手持ちのスキャナやCAD/CAMソフトウェアと組み合わせ、最適なワークフローを実現できるよう、また、デンタルクリニックや患者に最適な補綴材料を提案できるよう配慮しています。

    • 2015年度グッドデザイン賞 Easy Shape
    • ウエット方式ミリングマシン DWX-4W
    • ドライ方式ミリングマシン DWX-51D

    主な補綴材料

    • ジルコニア
      ジルコニア
    • ハイブリッドレジン
      ハイブリッドレジン
    • ガラスセラミックス
      ガラスセラミックス
  • 歯科用3Dプリンター

    歯科用3DプリンターDWP-80Sは、入れ歯の製作工程で必要とされる、患者個々人の歯や口腔内の形状に合わせた3種類の「型」(カスタムトレー、ベースプレート、フレームワーク)を造形する装置です。世界的に進む高齢化や発展途上国の経済発展に伴い、入れ歯の需要は増加傾向にある一方、ベテラン技工士の引退や新規入所者の減少といった課題を抱える歯科技工所は多く、デジタル化による業務負荷の軽減が急務となっています。DWP-80Sは、入れ歯の製作工程に不可欠な熟練技工士の高度な技術を代替。精巧かつ繊細な匠の技を再現し、歯科技工士の業務負荷軽減に貢献します。

    • DWP-80S
    • 造形中の様子
    • Quick Denta画面

    造形物の例

    • カスタムトレー
      カスタムトレー
    • ベースプレート
      ベースプレート
    • フレームワーク
      フレームワーク

デンタル事業戦略

2010年に新規参入した歯科技工市場では、歯の詰め物や被せ物などの補綴物(ほてつぶつ)を製作する歯科用ミリングマシンDWXシリーズが、歯科技工所やデンタルクリニックのニーズを捉え、先進国を中心に急速に市場シェアを拡大しており、当社の3D事業(品目別売上高の「工作機器」に相当)に占めるDWXシリーズの売上も、2016年12月期に約6割に達するなど、当社の3D事業の成長を牽引するまでに存在感を高めています。

3D事業のポートフォリオの変化が顕著になる中、当社は、3D事業の焦点をデンタル分野へと再編すると同時に、新たなブランドの下でデンタル事業の発展を図るべく、2017年4月、DGSHAPE株式会社を立ち上げました。デジタル化が進む歯科技工市場の開拓余地は大きく、新たな補綴材料が次々と登場する市場特性や、補綴物製作業務の多くがアナログで行われている歯科技工所の現状などを考慮すると、専任のセールス・マーケティングチームによるチャネル開拓、ミリングマシンや3Dプリンターの技術革新、さらには、オープンシステム・コンセプトを活かしたソリューション開発により、歯科技工市場やデンタルクリニックにさらなる付加価値提案が可能であると見込んでいます。

今後の事業拡大に向けて、DGSHAPEは、中期的な目標に「新素材への対応力強化」、「グローバル展開の加速」、「歯科業界向け高付加価値提案の充実」を掲げ、活動を推進しています。デンタル市場においては、新素材の登場がトリガーとなって市場が変化することが多く、「新素材への対応力強化」は当社の最重要課題です。材料メーカーの動向と患者、歯科医院のニーズを見極め、いち早く最適な加工方式を提案できるよう研究開発を強化してまいります。一方、一般的な歯科技工所やデンタルクリニックでは、補綴物製作業務の多くが手作業で行われているという現状があり、業務フローの改善、業務の付加価値向上に、当社のデジタルソリューションがさらに活かせる分野があると考えています。歯科医療業界全体のさらなる発展に向けて、引き続きデジタル化による新たな価値を創造してまいります。

事業拡大のイメージ図

一覧へ戻る

おすすめコンテンツ