企業ニュース

2016年08月02日

ローランド ディー.ジー.株式会社

中国で開催される「第12回 世界ファブラボ代表者会議(FAB12)」に協賛

中国の教育市場にデジタルものづくりの可能性を提案

業務用インクジェットプリンターやデジタルものづくりツールを製造・販売するローランド ディー.ジー.株式会社は、8月8日から14日までの7日間、中国・深圳で開催される「第12回 世界ファブラボ代表者会議(以下FAB12:ファブトウェルブ)」に協賛しますのでお知らせいたします。

FAB12:ファブトウェルブ

「ファブラボ*1」は、様々なデジタル工作機器を取り揃えた一般市民向けのものづくり工房です。「MAKE(作る)」「LEARN(学ぶ)」「SHARE(分かち合う)」のコンセプトの下、個人の自由なアイデアに基づくものづくりを支援するとともに、世界各地のファブラボ間のネットワーク化により、ものづくりに関する知恵やノウハウを共有し、国境を越えて協働するグローバルなものづくりコミュニティを形成しています。世界ファブラボ代表者会議は、年に一度、世界中のファブラボ関係者が一堂に会する場です。ファブラボの将来像に関するディスカッションや、デジタル工作機器を活用した価値創造・課題解決に協力して取り組むワークショップ、各ファブラボの成功事例・取り組み事例のシェアリングなど多様な活動が行われます。

デジタル技術を活用したものづくりの可能性を広めることで、人々の創造性を解放し、新たな価値の実現に貢献することを3D事業のビジョンとする当社は、ファブラボの理念に共感し、2013年より世界ファブラボ代表者会議に協賛しています。FAB12では、当社は、中国の教育市場にデジタルものづくりの可能性を提案することをテーマに掲げ、中国のファブラボと共同で、3次元切削加工機を使った電子工作や3Dプリンターを使ったオリジナルグッズ製作、カッティングマシンを使ったランプ・シェードの装飾など多数のワークショップを開催します。活動を通じて、当社は、教育・研究機関の関係者が多いとされるファブラボのマネージャーやメンバーに対し、STEM教育*2におけるDesktop Fabrication*3(デスクトップ・ファブリケーション)の価値を訴求します。

一方、当社は、FAB12の会場において「理想的なファブスペース(デジタルものづくり空間)」をイメージしたブースを出展し、ファブラボ推奨機器に指定されている3次元切削加工機「monoFab(モノファブ)SRM-20」、「MODELA(モデラ)MDX-40A」、「MODELA PROⅡ(モデラ・プロツー)MDX-540」、カッティングマシン「CAMM-1(キャムワン)GS-24」をはじめ、3Dプリンター「monoFab(モノファブ)ARM-10」やUV-LEDプリンター「VersaUV(バーサユーブイ)LEF-300」などの製品を展示します。当社が持つ、切削加工、3Dプリンティング、カッティング、カラー印刷、メタルプリンティング(打刻印刷)などの幅広いソリューションを披露し、中国で増え続けるファブラボ、ファブスペースの開設をサポートします。

Easy Shape事業開発本部3D事業部副部長の矢澤賢裕は、「教育市場では、世界的にSTEM分野を重視する傾向が強まっており、創造性や探究心を育み、思考力、課題解決力を高める手段として、デジタル工作機器を活用した実践的なものづくりに注目が集まっています。当社は、理工系の教育機関に四半世紀以上にわたってDesktop Fabricationの価値を提案してきた実績を元に、STEM教育で先駆けるアメリカにおいて、各地のファブラボやローカルパートナーと協働で、当社製品を活用したデジタルものづくりを盛り込んだカリキュラムの提案を開始しています。教育現場で培ったノウハウをベースとしたソリューションは、STEM教育の目指す、ものづくり体験を通じた次世代のイノベーターやクリエーターの育成に貢献できるものと確信しています」と語っています。

一方、中国の販売子会社Roland DG (China) Corporationのマーケティングマネージャー、Cheng Qiは、「STEM分野を重視した教育は中国においても注目を集めており、小中学校をはじめとする教育機関では、デジタル工作機器の導入が始まっています。デジタルものづくりの可能性を広げ、創造力で未来を切り拓こうとするファブラボとの連携を強め、教育市場に対し、誰もが気軽にイメージをカタチにできる当社製品の価値を訴求していきたいと考えています」と述べています。

*1 米国マサチューセッツ工科大学のニール・ガーシェンフェルド教授が提唱した、デジタルからアナログまでの様々な工作機器を取り揃えた市民工房。現在、世界78ヶ国以上に約1,000ヶ所のファブラボ拠点があります。
*2 Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の4学科を重視する教育。
*3 パソコンとコンパクトサイズのデジタル工作機器を組み合わせた机上でのものづくり。

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ローランド ディー.ジー.株式会社
グローバルマーケティング部 PR課 担当:塩川
〒431-2103 静岡県浜松市北区新都田1-6-4  TEL:053-484-1201 / FAX:053-484-1216
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