FIRST PART FIRST PART 【第1部】就職活動の振り返り

皆さんは、どのように就活を
スタートしましたか?

(T.N.)

(T.N.)僕が具体的に就活を始めたのは、3年生の9月くらいからかな。まず自己分析をして、あとはオンラインでの企業説明会に参加したくらいかな。ただ、自己分析は某有名起業家が書いた本を参考にしたんだけど、これが1000問の質問から自分を知ろうというもので、いつしか作業に……。どちらかといえば、企業説明会で働くイメージをつかめたことが、就活のスタートとしては重要だったかもしれない。

(R.G.)

(R.G.)僕は何から始めていいか分からなかったので、友人と連れ立って“就活スタートセミナー”というイベントに足を運んでみたんだ。そうしたら、他の参加者の意識がとても高くて、自分の就活に対する考えが甘いことを思い知らされた。打ちのめされた、と言ってもいい。

皆さんは、どのように就活をスタートしましたか? 皆さんは、どのように就活をスタートしましたか?
(T.N.)

(T.N.)それはいつごろ?

(R.G.)

(R.G.)3年生の5月かな。そこで心を入れ替えて、6月から真剣に就職や企業のことを考えるようになったんだ。

皆さんは、どのように就活をスタートしましたか? 皆さんは、どのように就活をスタートしましたか?
(A.K.)

(A.K.)僕も当初は何から始めればいいのか分からなくて、とりあえず興味のある職種のインターンシップに参加することから始めたんだ。僕は浜松出身なので、地元企業で働きたいという希望がもともとあった。浜松といえば、知っての通り「ものづくりのまち」。職種としては営業やマーケティングの仕事に興味があったから、浜松から世界に向けたものづくりをしている会社、を軸にインターンシップ先を探したんだ。

(W.K.)

(W.K.)どんな所に行ったの?

(A.K.)

(A.K.)自社製品の企画ができる、とあるメーカーのインターンシップだよ。そこで自分の目指す道が、製品の開発から販売まで全部自社で行っている、つまり自社ブランドを持つメーカーにあることを確信したんだ。

(W.K.)

(W.K.)なるほど、それでローランド ディー.ジー.にたどり着いたんだね。僕の場合は、研究室に誰かが持ち込んだ、モノづくり企業を集めた本があって……

(H.S.)

(H.S.)うちの学校にもあったよ。理系学生のための就活情報誌みたいなやつだよね。

(R.G.)

(R.G.)図鑑みたいな本じゃない? 進路開発センターで見たことがあるな。

(M.T.)

(M.T.)へえ、理系の学生向けにはそんな本があるんだね。

(W.K.)

(W.K.)普段からよく見るようなブランドだけじゃなくて、知る人ぞ知る、ニッチな分野でのトップ企業みたいなものが載っていたりするんだけど、この本で業界や職種の大枠をつかんで、自分がどんな仕事に就きたいのかを考えた。その結果、ものづくりの上流工程、研究や開発職に携わりたいなと思って、そういう内容のインターンシップに参加したりしていたね。

(H.S.)

(H.S.)僕も最初は自己分析からかな。やりたいこと、できること、学生時代に頑張ったことをまとめて、それから就活サイトに登録した。実は子どものころから、いつか社会に出る日が来るまでには、きっとやりたいことや夢が自然に見つかるだろうって思っていたんだよね。ところが困ったことに、やりたい仕事は「自然に」は見つからなかった。そこで教授にディスカッションの協力をお願いして、さっき言った「自分にできること」を絞り込みつつ、一方でやりたいことは何か、どんな業界に興味があるかを展開していったんだ。

(T.N.)

(T.N.)なるほど、「自分にできること」を第三者の視点も入れながら分析して、その中から興味分野を見つけたわけだ。

(H.S.)

(H.S.)その結果、やっぱり理系なのでメーカーがいいなと思うようになった。当時は医療分野にも興味を持っていて、医療機器業界をひと通り研究したんだ。ただ、それでおしまいではなくて、そこからもう一度視野を拡げて、最終的にローランド ディー.ジー.にたどり着いたんだ。

(M.T.)

(M.T.)私はまず、大手の就活サイトに登録することから、かな。私は子どものころから英語が好きで、自分の強みも語学力だと思っていたので、将来は海外の方と触れ合う仕事、交通や旅行業界に行きたいって漠然と思っていたの。ところが、いざ就活の時期が来たら、目星を付けていた会社は新型コロナの影響で軒並み全滅。ほとんど募集がゼロという現実を突き付けられて、そこからもう一度やりたい仕事、行きたい業界を探すことからやり直しになっちゃった。

皆さんは、どのように就活をスタートしましたか? 皆さんは、どのように就活をスタートしましたか?
(W.K.)

(W.K.)僕の友人にもいたけど、まさかこんなことになるとは思わないよね。ポジティブに考えれば、こういう時代の大きな変化に対応できる企業とそうでない企業を見極める機会になったとも言えるけど……。

(M.T.)

(M.T.)だから、インターンシップに参加する時も志望業界が定められなくて、とりあえず地元の有名企業を受けたのね。ただ、そういう選び方をした企業にはやっぱり違和感があって、もう一度自分のやりたいこと──「英語を生かせる仕事」に立ち返って、一から企業選びをした。そこで見つけたのが、国内よりも海外の売上比率が高いメーカーである、ローランド ディー.ジー.だったの。

就活を振り返って、大変だったことや思い出深いことはありますか?

就活を振り返って、大変だったことや思い出深いことはありますか? 就活を振り返って、大変だったことや思い出深いことはありますか?
(A.K.)

(A.K.)就活って、みんなほとんど同じタイミングで始めるじゃない。だから周りのことが気になって仕方なかったな。面接で回答に夢中になっているうちにそもそもの質問内容からずれてしまったり、想定外の質問をされて焦ったりと失敗した思い出もあるけど、やっぱり自分が周囲に対して遅れているんじゃないかとか、自分だけ就職できないんじゃないかといった不安に駆られたことが一番精神的にはつらかった。

(R.G.)

(R.G.)友人とはいえ、気軽に話せないこともあるもんね。僕は自分で言うのも何だけど、たぶんみんなよりも早く就活を意識していたと思うんだ。だから逆に周囲とは話が合わなくて、学校ではあまり就活関係の話をしないという時期があった。幸い、高校の時の同級生でIT系を志望していた友人たちがいて、IT系は企業の採用活動も早かったから、彼らと一緒に自己分析をしたり“他己分析”をしたりできたのが良かったんだけど、大学の友人たちとはしばらく歩調が合わなかったなあ。

(W.K.)

(W.K.)理系の学生にとって、就活のスケジュールそのものが苦労のタネじゃない? 僕は修士課程だったけど、修士1年の5~6月は授業とインターンシップの両立に苦労したし、卒業年度の4月からは、研究成果を出すために大切な時期。十何社もエントリーしたり選考を受けたりするのは、現実的じゃない。それもあって、研究室の先輩はインターンシップからそのまま就職、という人も多かった。自由応募だとそうはいかないから、授業と就活を両立するスケジュールを組むのにとにかく苦労したな。

(H.S.)

(H.S.)僕は両親が共に就活らしい就活の経験をしていなくて、しかも長男だったので家族は全然アテにならなかったんだよ。さらに、地元の友人の中では僕だけ離れた地域の大学に通っていたし、大学の友人は進路がバラバラで、こちらもあまり相談できる雰囲気じゃなかった。そういう意味では、不安の多い就活のスタートだったね。助かったのは、研究室の先輩の存在。エントリーシートや自己分析表を参考にさせてもらったり、研究室に伝わっている就活対策の資料を見せてもらったり。就活セミナーは一般論ばかりであまり助けにならなかったので、先輩がいなかったら相当手探りの就活になったんじゃないかな。

(M.T.)

(M.T.)エントリーシートの参考があったのはうらやましいな。私はとにかくエントリーシートを書くのが苦手だったの。エントリーシートって、テストみたいに正解があるわけでも点数が付くわけでもないから、その内容が正しいのか評価できないでしょ?何回も作れば内容も充実していくような気になるけど、本当に良くなっているのか確証がない。それが苦手だったんだ。

(一同)わかる!

(M.T.)

(M.T.)あと、私の場合は英語力を強みにしてきたつもりだったけど、さっき話したようにコロナ禍で英語を使う人の就職先が大幅に減って、ボーダーラインがすごく上がった、という噂があったのね。他社の面接でそこを突かれたこともあって、一点突破主義ではダメという教訓になった。

就活を振り返って、大変だったことや思い出深いことはありますか? 就活を振り返って、大変だったことや思い出深いことはありますか?