“3Dものづくり”を強力にサポートする切削タイプの加工機「SRPマシン」待望のニューモデル登場！MODELA PRO II MDX-540/540A

（セーフティカバー、スタンドはオプション）

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ローランド ディー.ジー.株式会社（浜松市新都田1-6-4/代表取締役社長:冨岡昌弘）は、プロダクトデザイナーや設計者が、3D CAD/CGデータをその場で実体のモデルに表現できる、切削タイプの加工機「SRPマシン」の新製品「MODELA PROⅡ MDX-540/540A」を本日発表いたします。

いまや製造業各社にとって“消費者のニーズに合った品質の良い商品を、低コストでタイムリーに提供する”ことが、激化する競争を勝ち抜くための命題となっております。このような状況に対応するため各社では3D CADを導入し、3Dデータをモノづくりの全工程で活用することで、製品の品質向上、開発期間の短縮化、製造コストの削減などを図ろうとする動きが活発化しております。

なかでも製品の開発に重要な役割を占める設計開発工程の試作部門では、合理化に向けた取組みが積極的に行われており、3Dデータを短時間で実物のモデルにすることができるRP( Rapid Prototyping－ラピッド・プロトタイピング)への注目が集まっています。

こうした背景のもと、当社では3Dデータを活用した“3Dものづくり”が多くの製造業にとってより身近になるよう、専用の樹脂や粉末で固められた層を重ねて形状を作り上げる加算式の「積層RP」に対して、多彩な素材を用いた試作に対応し、しかも低コストで導入できる減算式の「切削RP※(SRP：Subtractive Rapid Prototyping)」を独自に提唱。プロダクトデザイナーや設計者のイメージをカタチにする切削RPマシン「MODELAシリーズ」としてエントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広い製品を開発してきました。

今回ご紹介の新製品「MODELA PROⅡ」は、RPマシンとしての基本性能を徹底追及し、プロに求められる安定した高い切削品質に加え、より使いやすく、より導入しやすい価格を実現した、当社切削RPマシンのハイエンドモデルです。全面的に機構を見直し、本体の剛性を高めたことにより、振動に強く、安定した高品質な切削が行えます。また、「切削RPマシンをより使いやすく」をコンセプトに新たに開発された「SRP Player(エスアールピープレイヤー)」を標準付属。対話形式を採用することで極力難しい設定を省き、ソフトからの質問に答えるだけで、初心者の方でも簡単に切削条件の設定から切削までを一気に行えます。さらに、導入しやすい低価格を実現し、当社エントリーモデルからもステップアップしやすい価格設定となっております。今回は、ツール交換を自動化するATC(オートツールチェンジャー)ユニットを標準搭載したMDX-540Aモデルも同時リリース。

「MODELA PROII Model MDX-540/540A」は、2006年7月7日(金)発売です。

設計・製造ソリューション展に出展

新製品「MODELA PROⅡ Model MDX-540/540Aは、第17回設計・製造ソリューション展で初の展示を行い、デモンストレーションを実施します。ぜひご来場ください。

- 会期：6月21日(水)～23(金) 10:00～18:00
- 会場：東京ビッグサイト
- 当社ブース：20-46 ( 東1ホール)

MODELA PROⅡ MDX-540/540Aの主な特長

プロユースに応える優れた切削品質と操作性

「MODELA PROⅡ」は、製造工程や部品の細部まで全体の機構を見直し本体の剛性をアップ。振動に強く安定性に優れ、操作時のずれが少なく、常に安定した高い切削品質を実現します。

また、制御系の内部演算処理を見直し、曲面操作時のスムージング機能が向上。従来機に比べ、より美しくなめらかな曲面を表現します。さらに、本体のコントロールが手元で簡単に行えるハンディパネルを標準搭載。切削準備における設定作業などが楽になり、作業時間の短縮にもつながります。樹脂や軽金属など豊富な材料に加工できる「MDX-540/540A」は、プロダクトデザイン、部品試作はもちろん、NC工作機のサブマシンとして製造業のプロフェッショナル分野で幅広くご活用いただけます。

ユーザーフレンドリーを体現した新開発CAMソフトウェア※「SRP Player」

切削作業をコントロールするソフトウェアには、「切削RPマシンをより使いやすく」をコンセプトに、株式会社リアルファクトリーと新たに共同開発した「SRP Player」を標準付属。対話形式を採用することで極力難しい設定を省き、ソフトウェアからの質問に答えるだけで、初心者の方でも、切削条件の設定から切削までを簡単、且つスムーズに行えます。さらに、ステップごとに便利な「ヒント」機能がついており、切削までの操作を分かりやすくナビゲート。専門知識が不要のため、初心者の方でも導入後すぐに高度な加工を始めることができます。データ読み込み可能なファイルは、DXF、STL、IGES、3DMをサポートしており、多彩な3D CADと連動できます。

※1 詳細につきましては「リアルファクトリー社と次世代切削RPソフトウェア『SRP Player』を共同開発」をご参照ください
※2 DXF : ポリゴンメッシュ(2Dは読み込み不可)
※3 IGESF : IGES5.1(曲面のみ対応。2Dは読み込み不可)
※4 3DM : Rhinoceros1.0/1.1/2.0/3.0(2Dは読み込み不可)

抜群のコストパフォーマンスで導入しやすい低価格

「MODELA PROⅡ」は、プロが求める性能や操作性を向上させながらも、導入コストをぐっと抑え、抜群のコストパフォーマンスを実現しました。MODELA Proシリーズからの買い替えや増設だけでなく、当社エントリーモデルのMDX-40からもステップアップしやすい価格設定となっております。

多彩なニーズに応える充実したオプション

多面加工を自動で行う「回転軸ユニット」は、手動で加工面を反転させる手間を省き、作業効率を大幅にアップさせます。また「ATCユニット」と併用することにより、刃物交換や材料の裏返しをすることなく、フルオートでの加工環境を実現します。他にも高品質な仕上がりを実現する「Tスロットテーブル」や、振動に強く安定性に優れた「専用スタンド」、より視認性を高めた全面アクリル仕様の「セーフティカバー」など、ユーザーの使用ニーズや様々な作業環境にお応えする充実したオプションをご用意しております。

切削RPに関する基礎知識

切削RPとは
3D CADやCGのデータを短時間で実物のモデルにすることをラピッド・プロトタイピング（RP）といいます。切削RPとは、切削という手段を用いて実物のモデルを作成するラピッド・プロトタイピング（RP）です。光造形、積層式のRPに比べて、様々な素材を使い、高精度で美しいモデルを製作することが可能です。

CAMソフトウェアとは
MDX-540などの切削機器は、パソコンから送られてくる加工データをもとに動作します。CAMは、3D CADやCGで作られた3次元データをもとに、切削機器のための加工データを生成するソフトウェアです。本来切削は刃物の回転数や切削スピードの設定などの専門的なノウハウが必要な作業です。しかし、このノウハウがなくても、3次元データの立体化に適した切削設定を自動計算してくれるのがCAMソフトウェアです。

製品名		MDX-540	MDX-540A (ATCユニット標準搭載モデル)
XYZ動作ストローク		500(X)×400(Y)×155(Z)mm	400(X)×400(Y)×155(Z)mm
スピンドルモーター		DCブラシレスモーター、最大400W
スピンドル回転数		400～12000rpm (ただし400～3000rpmは位置決め、芯出し用)
動作速度		最大7.5m/min
制御コマンド		RML-1、NCコード
インターフェイス		USB(Universal Serial Bus Specification Revision 1.1準拠)
本体標準価格		標準価格2,500,000円 (税込価格2,625,000円)	標準価格3,200,000 (税込価格3,360,000円)
オプション 標準価格	ATCユニット	標準価格850,000円(税込価格892,500円) ※MDX-540Aモデルには標準搭載されております。
	回転軸ユニット	標準価格600,000円(税込価格630,000円)
	セーフティカバー	標準価格315,000円(税込価格330,750円)
	専用スタンド	標準価格280,000円(税込価格294,000円)
	Tスロットテーブル	標準価格150,000円(税込価格157,500円)
発売後１年間の販売目標台数		450台(国内・海外の合計台数)
発売日		2006年7月7日(金)

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