株主・投資家のみなさまへ

トップメッセージ

株主および投資家の皆さまにはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

2017 年12月期第2四半期の世界経済は、先進国では緩やかな回復基調が続きましたが、新興国経済の成長鈍化や地政学的リスクの高まり、英国の欧州連合(EU) 離脱問題、米新政権の政策運営など、さまざまな景気下振れリスクを抱えながら、依然として先行き不透明な状況で推移しました。
このような状況の中、当社グループでは、2016年度より5ヶ年の中期経営計画を策定し、取り組んでおります。この中期経営計画では「GrowthOne(グロースワン)イノベーションによる持続的成長」を基本方針に掲げ、①成長分野の事業化の加速、②ソリューションプロバイダへの転身、③イノベーション集団への転身、という3つの重点課題にチャレンジしております。
当第2四半期は、3Dものづくり市場向けの3次元切削加工機やデンタル(歯科医療)市場向け加工機など、当社の3D事業を担う「DGSHAPE(ディージーシェイプ)株式会社」が4月に事業運営を開始し、デンタル市場を焦点に事業の拡大に向けた活動を強化いたしました。また、プリンターにおいても、従来からの主力市場であるサイン(広告・看板製作)市場に加え、オリジナルグッズなどの製作を行うリテイル市場など、「新たな印刷市場」の開拓に注力いたしました。
このように、「成長市場の事業化の加速」に向けて積極的な事業活動を行いましたが、プリンターの販売が大きく減少したことなどにより、売上高は減収となりました。売上原価率は、販売単価の下落や生産量の減少などにより前年同期比で悪化し、また、販売費及び一般管理費も、売上高に対する比率が前年同期比で上昇しました。これらの結果、営業利益、経常利益ともに減益となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、米国特許侵害訴訟の和解金を特別損失に計上したことで、純損失となりました。

今後につきましては、サイン市場への拡販に向けた施策の実行、UVプリンターの主要市場であるリテイル市場の拡大を加速させるなど、プリンターの販売回復に取り組んでまいります。同時に、工作機器では、今年3月に発売開始したデンタル市場向け加工機の新製品を中心に販売を加速させてまいります。
通期の連結業績予想につきましては、売上の回復による収益性の改善を図ってまいりますが、売上高についてはほぼ横ばい、営業利益、経常利益については減益となる見込みです。また、親会社株主に帰属する当期純利益についても特別損失の計上が影響することから大幅な減益となる見込みです。

株主還元につきましては、当社は、株主の皆さまに対する利益還元を最優先と考え、業績に応じた利益還元を配当の基本方針としております。具体的には連結利益に対する配当性向30%を念頭に、事業展開を総合的に勘案の上、決定しております。当期は、中間配当につきましては25円といたしました。また、期末配当につきましては、25円を予定しております。この場合、配当性向は56.9%となりますが、上期に計上した特別損失の影響を除くと、30%程度となる見込みです。

当社グループの今後にご期待いただき、より一層のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2017年9月

取締役社長
藤岡 秀則

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