製品ニュース
2026年05月19日
ローランド ディー.ジー.株式会社
ローランド ディー.ジー.がIndustrial市場への取り組みを加速。
参考出品を含むDirect to Object印刷ソリューションを一挙公開。
デジタル印刷ソリューションの世界的なリーディングカンパニーであるローランド ディー.ジー.株式会社は、2026年5月19日よりスペイン バルセロナにて開催される「FESPA Global Print Expo 2026(以下:FESPA 2026)」において、初公開の参考出品3製品を含む新しいDirect to Object(以下:DTO)印刷ソリューションを出展。本展示会を皮切りにIndustrial市場に向けた活動のさらなる強化を図ります。
当社グローバルセールス&マーケティング本部 本部長の二村 龍吾は「消費者ニーズの多様化や個性化を背景に、近年ものづくりの現場では、従来の大量生産から小ロット多品種生産へのシフトが進んでいます。製品のパネルや筐体への加飾は、スクリーン印刷やパッド印刷で行われるのが一般的です。しかし、これらの手法は大量印刷においては大きな優位性を発揮するものの、小ロット多品種印刷においては、製版や段取りによるコストや手間の発生、リードタイムの長期化、柔軟な仕様変更への対応の難しさ、多色やフルカラー印刷の制約などの課題が顕在化してきています。こうしたIndustrial市場が抱える課題に最適なソリューションとしてDTO印刷に対する期待感が年々高まりをみせています」と市場背景について語ります。
DTO印刷は、多彩な素材にダイレクトに印刷が行える手法です。スクリーン印刷やパッド印刷のように「版」を必要とせず、必要な時に必要な数だけオンデマンドにフルカラー印刷が行えるのが大きな特長です。
当社は、2011年よりUVインクを搭載した数々のDTO関連製品を提案していまいりましたが、昨今の市場ニーズの変化にお応えすべく、これまで長年培ったノウハウと先端技術を組み合わせたソリューションの開発に注力してまいりました。
そして今回、その成果の一端として、高塗膜特性を持つEUV-Hインク、UVフラットベッドプリンターIO-300、シリンドリカルプリンター RC-300シリーズの3製品を正式発表に先駆け初公開。2026年1月に発表した新製品360度ダイレクトプリンター LSINC Periシリーズも含めローランド ディー.ジー.の新しいデジタル印刷ソリューションとして、Industrial印刷に携わる企業やメーカーの加飾部門などに向けた提案を強化してまいります。
(1)高塗膜特性に優れたEUV-Hインク【参考出品/2026年6月末発表予定】
これまでの当社UVインクよりも、耐擦過性、対候性、耐溶剤性に優れたインク。フルカラー印刷が行えるCMYKインクに加え、白文字の印刷や濃い色の素材への下地印刷に必要なホワイトインク、テクスチャや厚盛印刷などの特殊表現が行えるグロスインク、さらにはインクがのりにくい素材への印刷性を高めるプライマーインクをご用意し、ポリカーボネートやABSをはじめ、アクリル、PVC、ガラス、アルミ、ステンレス、木材まで幅広い素材へのダイレクト印刷※を可能に。
※お使いの素材により表面の状態や特性が異なりますので、必ず事前に印刷テストをお願いいたします。
(2)フラットベッドUVプリンター IO-300【参考出品/2026年9月発表予定】
新開発の高精細プリントヘッドとインク吐出コントロール技術により、高精度かつシャープな表現力と3.2m2/時の高い生産性を実現。剛性の高い筐体やボールネジによるテーブル駆動方式の採用により精密な位置合わせが必要とされるIndustrial用途で力を発揮。B2サイズ相当のワークエリアを持ち、厚さ204mmまでの立体物への印刷に対応。EUV-Hインクと、皮革やラバーなどの柔らかい素材への印刷に最適なEUV-Aインクの2種類のインクをお客様の用途に合わせて選択可能。
(3)シリンドリカルプリンター RC-300シリーズ【参考出品/2026年秋発表予定】
水筒やタンブラー、飲料や化粧品のビンや缶などの円筒や円錐形のオブジェクトにダイレクト印刷が行えるプリンター。インクにはEUV-Hを採用。長さ30mm~355mm、直径45mm~127mmのオブジェクトが取り付けでき、30mm~300mmの範囲に印刷可能。長さ200mm、直径100mmのアイテムを約1分で仕上げられるよう開発中(白+CMYK同時印刷時)。限定商品やカスタマイズ品などの小ロット多品種用途に最適。また、透明色のビンなどに印刷が行える製品もラインナップ。
(4)360度ダイレクトプリンター LSINC【新製品】
水筒やタンブラー、飲料や化粧品のビンや缶などの円筒や円錐形のオブジェクトにダイレクト印刷が行えるプリンターで、RC-300シリーズに比べて生産性に優れている点が大きな特長。4つのオブジェクトに同時印刷でき1分間で約19本の加飾が可能な高速モデルや、ワインボトル上部の首から肩にかけた窪み部分などにも印刷できるモデル、さらにはコストパフォーマンスに優れたモデルまで幅広くラインナップ。大量生産から、短納期のパーソナライズ印刷、サンプル生産まで、あらゆるニーズに対応。
LSINCのリリースはこちら
二村 龍吾は「当社が提案するDTO印刷は、スクリーン印刷やパッド印刷の完全な置き換えとなるソリューションではありません。従来からの印刷手法は、大量生産や厳格な耐久性が求められるケースで力を発揮し、DTO印刷は、スピーディかつ小回りのきく柔軟な対応力という大きなメリットをもたらします。大量印刷からカスタマイズ印刷、パーソナライズまで、多種多様な印刷ニーズに的確に対応していくためには、それぞれの強みを併せ持ったハイブリッド型の印刷環境を整備していくことが今後ますます重要になっていくと考えています。当社は、今回のFESPA 2026を起点に、デジタル印刷の可能性を積極的に発信、提案していくことで、新たな加飾ビジネスの創出や、印刷プロセスの革新による競争力の高いものづくりの実現に貢献していきたいと考えています」と述べています。

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