参加者全員で記念撮影

中国子会社が科学技術の学生コンテストに協賛

2025年05月12日 企業活動, デジタルプリンティング

当社の中国子会社Roland DG China(以下、DGC)は2024年12月15日、上海市建平中学で開催された科学技術の学生コンテスト「第5回建平杯」に協賛しました。4種類のコンテストのうち「AIスマートカーコンテスト」をサポートし、スマートカーが走行する専用コースをUV-LEDインクジェットプリンターで印刷・提供したほか、参加記念としてオリジナルグッズの製作体験も実施しました。

イノベーションが未来を創る

会場となった上海市建平中学は上海市浦東新区にある国立の高級中学(日本の高校に相当)で、同地域でも有数の名門校です。本コンテストは学生の科学技術に対する知識向上とイノベーション思考の育成を目的に5年連続で開催されており、毎年多くの生徒や保護者の注目を集めています。今回のコンテストには、建平中学の学生に加え、上海市内の中学校140校から中学1年生から高校2年生までの学生492名、全110チームが参加しました。

建平杯では「イノベーションが未来を創る」をテーマにSTEAM分野※に関連した4種類のコンテストが実施され、学生は自身の興味や専門分野に応じて参加するコンテストを選択しました。DGCはAIスマートカーを作り競争させる「AIスマートカーコンテスト」に協力。インクジェットプリンターを用いて、スマートカーが走行するコースの印刷を行い、参加記念のオリジナルグッズ制作体験を実施しました。

※Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)

AIスマートカーとオリジナルグッズ製作体験

「AIスマートカーコンテスト」では、参加者は初めに人工知能の講義を受け、スマートカーの製作とプログラミング方法を学びました。その後、4人1組でAIスマートカーを設計・製作し、AIによる制御を試行錯誤しながら完成を目指しました。完成したスマートカーは、道路や標識が印刷されたコース上で走らせ、スピードを競いました。このコースには、TrueVIS LGシリーズによって高精細に印刷されたビジュアルが使用され、コンテスト会場を鮮やかに彩りました。

また、会場ではオリジナルグッズの製作体験も実施。卓上型インクジェットプリンター「VersaSTUDIO BN2-20」とUVプリンター「VersaSTUDIO BD-8」を用いて、学生自らデザインした画像をノートカバーやトートバッグなどにその場で印刷。建平杯参加の思い出を自分だけのオリジナルグッズにして持ち帰ることができました。

  • AIスマートカーの組み立て

    AIスマートカーを組み立てる参加者

  • 印刷したコースでカーレース

    TrueVIS LGシリーズで印刷したコースで競争

  • BD-8での印刷を見学

    BD-8での印刷を見学する参加者

  • 記念品と一緒に記念撮影

    製作した記念品を手に

  • BN2-20で印刷する様子

    BN2-20でトートバッグに転写するデザインを印刷

  • 記念品と一緒に記念撮影

    オリジナルグッズを作り喜ぶ参加者

技術とアイデアの融合による創造体験

AIスマートカー製作とオリジナルグッズ製作を通じて、学生たちは創造の喜びを体験するとともに、デジタルツールを用いて自身のアイデアを具体化する方法を学びました。これは、技術とアイデアを融合する実践的な機会となり、「技術でアイデアをカタチにする」ものづくり体験を通じて、学生たちの創造力と技術への関心を高める貴重な機会となりました。

当社グループは今後も、教育現場におけるデジタル技術の実践的な活用をサポートし、次世代のイノベーター育成に貢献してまいります。