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PRODUCTION PRODUCTION 生産部門

日本で磨き抜いたものづくり技術を
グローバル戦略の下で展開

ローランド ディー.ジー.の生産部門は、日本の生産技術部と製造部、そしてタイにある生産拠点Roland Digital Group (Thailand)で構成されています。
「マザー工場」と位置づけられる生産技術部と製造部は、前者が主に新製品を、後者が量産製品を担当。新規技術の研究から量産技術の開発まで、「ものづくり」のシステムそのものの構築を行っています。そして、そのシステムを実行するのが、タイの首都バンコクから西に30km、7,000㎡の工場面積を誇るRoland Digital Group (Thailand)。
日本とタイを同品質の生産技術で結び、それぞれの長所を生かすことで、世界市場で勝負できる高品質とコスト競争力を両立させています。
「製品の生産を安定的に、定められた品質で、また適正な価格で市場に提供する」それが日・タイの生産部門が一致して目指している、最大のミッションです。

ローランド ディー.ジー.のものづくりをリードする、生産技術部

生産部門の中でも、技術開発の中心的な役割を果たしているのが、新製品の生産立上げを担う生産技術部です。生産技術部は、生産設備開発や重要部品の品質維持推進を行う「生産技術ユニット」、工程設計・設定や生産システム開発を担当する「生産準備ユニット」、そして原価企画業務や新製品の立上げを推進する「EPユニット」の3部門で構成されており、ローランド ディー.ジー.のものづくり技術開発の先駆けとして意欲的な取り組みを行っています。

量産を担う生産部門にとって、従来の概念にとらわれない技術的アイディアにより、圧倒的原価低減を実現することは、終わりなきチャレンジ。良い物を(Q)安く(C)早く(D)安全に(S)楽に(E)生産、あるいは協力会社から調達する仕組みを、3つの部署の緊密な連携により追求しています。このように、要素的な専門知識を活用して「QCDSE」実現に取り組む生産技術部門を有していることは、ローランド ディー.ジー.の大きな特色です。

これからも、システム開発技術、ヘッド・インク等の要素技術、測定・調査解析検証技術、センシング技術、自動化技術 ・原価管理、原価企画検証といった、当社独自の技術や取り組みを駆使して、最先端の量産工程をつくり込んでいきます。

ローランド ディー.ジー.のものづくりをリードする、生産技術部 ローランド ディー.ジー.のものづくりをリードする、生産技術部

日本とタイの長所を生かして、グローバル競争力を追求

メーカーの大きな使命のひとつは、お客様に満足いただける確かな製品を、適正な価格で市場に供給すること。生産技術部では、生産技術力の向上を起点に、社内のコスト/品質改善のリーダーとして、その使命を果たすことを目標に掲げています。

新製品の生産立上げを例に見てみましょう。
新製品の生産が決まると、まず原価企画/新規部品の立上げを生産技術部内で一括して担当し、社内の情報を一元化。グローバルな視点で、調達元や生産先を検討します。為替の変動による製造原価への影響も予測しながら、最適な原価企画を立案・実行していきます。
生産技術面では、継続的な技術開拓によって新分野・新要素の視野を広げ、さらなるコスト削減、品質向上を追求。続く生産準備の視点では、オペレーターが1台の製品に対して、フレーム組立てから調整・検査まで一人で行う「D-PICS」技術を中心に、従来の手法に囚われない、新しい手法・技術を活用した新製品の生産準備を推進しています。
現在、タイ工場ではこの「D-PICS」を活用・拡張した最新のセルライン生産方式が軌道に乗っており、現地スタッフ・現地の設備で日本と同様の高品質な製品を生産できる体制が整ってきています。

原材料費や人件費の高騰など、生産に対する環境課題は刻々と変化しています。私たちは「D-PICS」を基盤とする工程改善と、生産拠点であるタイの周辺サプライヤとの信頼関係強化により、ローランド ディー.ジー.のものづくりをさらに鍛え上げていきます。

ローランド ディー.ジー. タイ工場 ローランド ディー.ジー. タイ工場
ローランド ディー.ジー. タイ工場

確かな製品を、よりスピーディーに市場に送り出す

毎年、数多くの新製品を世の中に送り出しているローランド ディー.ジー.。市場の期待に遅滞なく応え、これまで以上に完成度の高い製品をお届けするために、当部門では量産初期の初期流動管理の充実に取り組んでいます。

中でも注力しているのが、「不良を市場に流失させない、製造工程のセンシングの強化」、「工程内の製品解析から部品の解析までを一貫して行える、解析システム化」、「信頼性評価もできる環境づくり」といった、部内独自で改善を進めることができる仕組みづくり。従来は開発・設計部門の力を借りて行っていた検証や改善を部門内で完結し、速やかな安定生産への移行を実現する取り組みです。

また、業務プロセスの見直しによる効率化は、当部門に限らず全社的な目標です。当部門では、基幹システムの一本化による日・タイ「D-PICS」の統合や作業手順の標準化により、ムダや手間を削減しつつフロントローディングを実現。働く環境を改善しながら、生産準備期間の短縮や試作コストの削減を目指しています。