Roland DGを選んだ理由

現在の仕事

新規のプリンターのファームウェアと、「Roland DG Connect」というプリンターの管理を行うアプリケーションを開発しています。中でも「Roland DG Connect」は、オンライン上でプリンターとお客様をつなぎ、スマホアプリやPC上でプリントワークを可視化するという、これまで当社になかったサービス。プリンターと通信するためのアプリケーションや、クラウドに保存するためのクラウドネットワークプログラム、そしてWebアプリとして表示するためのWebアプリケーションなどさまざまな分野の技術が使われています。こうした最新の技術や情報を貪欲に取り入れながら自由に開発を進められる環境は、商品企画から開発、製造、販売まですべて一貫で行っている当社ならではの魅力だと感じています。

• ものづくりの喜びを感じる瞬間

  入社して3年目、TrueVISシリーズの最新フラッグシップモデル、VG3というプリンターのパネル開発を任せてもらいました。前モデルのVG2では16文字×2行のLCDのみだった表示パネルをフルカラーのタッチパネルに置き換えるというもので、バネルデザインに留まらず、メニュー構成や表示情報など、UX（ユーザー体験）全体をデザインするブロジェクトでした。従来のお客様の使い方を徹底的に分析し、既存ユーザーには違和感を持たせず、かつ革新的な操作体験を実現できるポイントを探っていき、最終的にはお客様や社内から「前よりずっと良くなった」「早く使いたい」という声をいただくことができました。「最高画質を誰もがスマートに出力できる」というVG3の開発テーマを、UXでも具現化できたと自負しています。

• 現在の目標

  幅広い視野を持ったエンジニアになることが、現在の目標です。新規開発では、どうしても手持ちの技術でできることからものづくりを考えてしまいがちですが、お客様が何を求めているかをないがしろにしては、いいものづくりはできません。加えて、新しい技術を開発することで、まだお客様が必要性に気付いていない部分や、誰も見たことのない領域に新たな価値を生みだしていくことも、私たちに課せられたミッションだと考えています。幸い、当社は世界中のクリエイターの方々と接点があり、エンジニアである私たちも、さまざまなシーンでユーザーから率直な声を聞く機会があります。ユーザーが何を求め、何を不満に感じているのかがわかれば、後はそれを解決する手法を考えるだけ。市場ニーズと技術、どちらの視点も幅広く持ったエンジニアとして、新時代を拓く開発をしていきたいですね。