サステナビリティの推進
サステナビリティの推進体制
当社は、経営の監督・執行面でのサステナビリティトランスフォーメーションの実効性を高めるためのプラットフォームとして、社長執行役員の諮問機関として、サステナビリティ委員会を設置しております。
サステナビリティ委員会は、社長から任命を受けたサステナビリティ推進担当(常務執行役員)が委員長を務め、業務執行取締役、執行役員らの参加の下、事務局からの提案・報告を受けて、サステナビリティ課題に関わる方針やマテリアリティ、戦略、リスクマネジメント等を検討・審議しております。また、サステナビリティ委員会傘下のテーマ別ワーキンググループでは、気候変動や人的資本といったサステナビリティテーマ毎の部門横断的な活動や取組を推進しております。
サステナビリティ推進担当は、社長に対し、サステナビリティ委員会、ワーキンググループの活動結果を報告するとともに、審議事項について答申しております。また、サステナビリティ委員会の活動は、社長を通じて取締役会に報告され、取締役会の監督を受ける体制を構築しております。
サステナビリティの戦略
当社は、サステナビリティを巡る課題に対し、環境・社会課題が企業価値に与える影響を重視し、優先順位を明確にして取り組むこととしております。サステナビリティ委員会ならびに取締役会での議論を経て、下記の通り、当社が取り組むべき5つのマテリアリティを特定しております。特定したマテリアリティについては、当該主管部門が主体となって中長期的な取組のロードマップへと展開するとともに、活動を推進しております。
マテリアリティ | 中長期的な取組テーマ | 具体的な取組内容 | |
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事業 | 「世界の創造(ワクワク)をデザインする」デジタルソリューションの深化 | ゲームチェンジングなデジタルソリューションの企画・開発を推進することで、より豊かな社会の創造に貢献する。 |
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医療支援従事者の業務負荷を軽減するデジタルソリューションの探索 | デジタルソリューションの探索により、医療支援従事者の業務負荷を軽減する。 |
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環境 | 環境負荷を抑制し、循環型経済に対応する環境経営基盤の整備 | バリューチェーン全体を通じてGHG排出量の削減を推進するとともに循環型経済への対応を視野に入れた環境経営の基盤を整備する。 |
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社会 | 多様な個人の活躍をイノベーションにつなげる人的資本経営の推進 | グローバルレベルで人的資本の強化を推進するとともに、ダイバーシティ、人権に配慮した経営を推進する。 |
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ガバナンス | 企業価値の向上とサステナビリティ経営を支えるガバナンス体制の強化 | 中長期的な企業価値の向上のために、株主・投資家を始めとするステークホルダーの立場を踏まえた、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組みを構築する。 |
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サステナビリティのリスク管理
当社は、リスクマネジメント最高責任者である社長の下、リスク管理責任者である常務執行役員を中心として、また、各部門・関係会社の責任者をリスクオーナーとして、リスクマネジメントを推進しております。リスクマネジメント事務局は、戦略リスクを含むリスク全般に関するマネジメント活動の状況を取り纏め、リスク管理責任者に報告するとともに、現場の指導・啓蒙活動を推進しております。また、リスク管理責任者は、リスクマネジメントの状況について、定期的に取締役会、最高責任者に報告・提案を行っております。
サステナビリティ課題に関わるリスクについては、サステナビリティ委員会事務局で経営・事業に与えるインパクトを分析・検討したうえで、サステナビリティ委員会ならびに取締役会で議論し、マテリアリティおよびそれに対する対応方針を決定しております。決定事項については、関連する各部門・関係会社に展開し、それぞれのリスクマネジメント活動の下で管理するとともに、リスクマネジメント事務局が部門横断で包括的に管理、モニタリングする体制を構築しております。
サステナビリティの指標と目標
特定したマテリアリティについては、当該主管部門が主体となって中長期的な取組のロードマップへと展開するとともに、活動を推進してまいります。各活動の進捗については、KPIをもとにサステナビリティ委員会ならびに取締役会の管理・監督を受けるよう体制を整備してまいります。