化学物質の管理
オペレーターの皆様の健康を守り、環境への負荷を低減するために、インクを中心とした化学物質の適正管理に取り組んでいます。
健康や環境負荷の低減に配慮したインク
当社では、環境に優しく、オペレーターの健康負荷の軽減に配慮した低溶剤インクとして ECO-SOL MAXシリーズを販売しています。玩具や食品容器等の加飾用途で2019年に欧州・米国で発売したインクジェットプリンターSF-200の専用インクは、欧州の安全規格 EN71-3※に合格しており、幼児らの接触、誤飲による健康被害のないよう配慮しています。
※EU規格EN71 -Part3(Safety of toys - Migration of certain elements:玩具の安全性-特定元素の移行):玩具製品中に、重金属類17元素(19項目)が、接触や誤飲により健康影響を与えるレベルで含まれているか否かを調べる溶出試験。
化学物質管理の徹底
開発・製造工程等では、インクジェットプリンターの検査でインクを使用しています。インク中には、少量ではありますが、PRTR法※に定める管理化学物質が含まれており、使用量を毎年確認しています。
※PRTR法(特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律):健康や環境に影響を与えるおそれのある化学物質が大気、 水質、土壌にどの程度排出されているか、 あるいは廃棄物としてどの程度事業所外に運び出されたかを調査し、行政に届け出る制度を定めた法律。
安全データシート(SDS)の公開
インクジェットプリンターに使用するインクや、紫外線硬化樹脂剤やグリースなどの化学物質を安全かつ適切にお取り扱いいただくための情報をホームページ上で公開しています。