ルノーF1チームのマシン

ルノーF1チームの挑戦を支えるローランド ディー.ジー.のデジタルツール

2018年07月03日 デジタルプリンティング, 3Dものづくり

世界最高峰のモータースポーツF1で活躍する名門チーム「Renault Sport Formula One™ Team(以下、ルノーF1チーム)」は、マシンの開発拠点のひとつである英国エンストーンのテクニカルセンターにローランド ディー.ジー.のインクジェットプリンターやカッティングマシン、3次元切削加工機を導入しています。今回は、当社のデジタルツールがルノーF1チームでどのように活用されているかご紹介します。

当社のインクジェットプリンターやカッティングマシンは、チームのマシンやガレージを彩るスポンサーロゴのステッカーや各種グラフィックなどの製作に利用されています。今年2月に発表された2018年シーズンの新しいマシンのイエローを基調とした洗練されたグラフィックも、プリント&カット機能を搭載したインクジェットプリンター「TrueVIS VG-640」で印刷されています。

ルノーF1チームのテクニカルセンターで製作中のマシン

ルノーF1チームのテクニカルセンターで製作中のマシン

今シーズン、チームは世界各地で開催されるグランプリ全21戦への参戦を予定しており、全世界での視聴者数は4億人を超えます。多数のスポンサーによって支えられるF1では、マシンやレース会場などでスポンサーのブランドを露出する機会が数多くあります。そのグラフィックには高い品質や再現性が求められ、レース中にステッカーが損傷したり汚れたりした時には直ちに交換しなければなりません。

グラフィック製作の責任者を務めるJoe McNamara氏によれば、これを実現するために、チームはマシンとともに大量のステッカーのスペアを携えてレースに参戦しているといいます。

ルノーF1チームのグラフィック製作の責任者、Joe McNamara氏

ルノーF1チームのグラフィック製作の責任者、Joe McNamara氏

「マシンにはさまざまなステッカーを貼り付けますが、必要な時にいつでも貼り替えができるよう、常にそれぞれのステッカーを30通りずつ用意しています。これは1回のレースで約1,400枚もの数に相当します。そして、その8割はスポンサーに関するものなので、常に高い品質で印刷しなければいけません」

McNamara氏は、チームがタイヤの交換と同じようにステッカーをスムーズに交換できるのは、世界中のローランド ディー.ジー.のユーザーがバックアップしてくれるおかげだと話します。

「世界各地を転戦する時はいつも、レース会場の地元で同じVG-640を所有する製作パートナーを見つけるようにしています。ステッカーのスペアが足りない時などは、必要に応じてパートナーにデザインデータを送り、迅速かつ正確にステッカーを印刷してもらいます。パートナーが製作したものは、私たちが製作したものと同じクオリティで提供されます」

「私たちもまた、世界のローランド ディー.ジー.ファミリーの一員だと思っています」とMcNamara氏は語ってくださいました。

また、チームのテクニカルセンターには、4台の3次元切削加工機「MDX-540」が導入されており、精密さが要求されるマシンのパーツ製作に活躍しています。

テクニカルセンターには4台のMDX-540が設置されています

テクニカルセンターには4台のMDX-540が設置されています

MDX-540で削り出されたパーツは、マシンのウィングなどの内部に挿入され、剛性を高めます

MDX-540で削り出されたパーツは、マシンのウィングなどの内部に挿入され、剛性を高めます

McNamara氏は、「マシン製作の仕事では、一分一秒も無駄にできません。スピードや精度など常に厳しい条件が求められる私たちの仕事を日々支えてくれる、ローランド ディー.ジー.の全てのデジタルツールを本当に頼りにしています」と話してくださいました。

今シーズン、第8戦を終えて総合ランキング4位(2018年6月末時点)につけるルノーF1チーム。今後の活躍から目が離せません。

ルノーF1チームの詳細はこちら(英語)
www.renaultsport.com

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