白い恋人オリジナル缶

UVプリンターで自分だけの「白い恋人オリジナル缶」を作る

2019年10月25日 コトづくり, デジタルプリンティング

北海道土産としておなじみの「白い恋人」。製造・販売を行うISHIYA(石屋製菓・石屋商事)では、パッケージ缶にお客様の好きな写真をプリントしてオリジナル缶を作製するユニークなサービスを行っています。このサービスに、当社のUVプリンターが使われています。

ラング・ド・シャクッキーでホワイトチョコレートを挟んだ白い恋人は、1976年の発売以来、長年愛されているお菓子です。ハートの中に北海道の利尻山が描かれたパッケージ缶が有名ですが、オリジナル缶ではそこにお気に入りの写真を入れることができます。

このサービスを体験できる、新千歳空港内の「イシヤカフェ新千歳空港店」と札幌市にある工場併設の観光施設「白い恋人パーク」を訪問しました。

空港で白い恋人オリジナル缶が作れる、イシヤカフェ新千歳空港店へ!

イシヤカフェ新千歳空港店

今年7月にオープンした、限定スイーツを空港内で味わえると話題の「イシヤカフェ新千歳空港店」。チョコレート工場をイメージした、見て、食べて楽しめる店舗です。
さっそく、店内でオリジナル缶作りを体験してみました!

店内に設置されたUVプリンター「LEF2-200」もチョコレート柄にかわいくラッピングされています

店内に設置されたUVプリンター「LEF2-200」もチョコレート柄にかわいくラッピングされています

一番人気の白い恋人オリジナル缶36枚入り(右)と54枚入り(中央)

一番人気の白い恋人オリジナル缶36枚入り(右)と54枚入り(中央)

オリジナル缶のサイズは36枚入りと54枚入りの2種類。店頭で利尻山やラベンダー畑をバックに撮影した写真や手持ちの旅の思い出の写真などをプリントできます。写真は、お客様が店頭のタブレットで、シンプルな操作が特長のソフトウェア「cotodesign(コトデザイン)」を使ってレイアウトします。

デザインからプリントまでを店内の専用スペースで行います

デザインからプリントまでを店内の専用スペースで行います

cotodesignの画面上で写真をレイアウト。テキストやスタンプなども追加できます

cotodesignの画面上で写真をレイアウト。テキストやスタンプなども追加できます

デザインができたら、その場でスタッフがUVプリンターで缶にプリント。仕上がりまでの所要時間は20分程度なので、出発前のお急ぎの方も安心です。

店内のUVプリンター「LEF2-200」で缶にプリントします

店内のUVプリンター「LEF2-200」で缶にプリントします

白い恋人オリジナル缶のヒットの背景について聞きました

イシヤカフェ新千歳空港店店長の杉本真麻さん(下写真)にお話を伺いました。

イシヤカフェ新千歳空港店店長の杉本真麻さん

店頭でオリジナル缶を作るサービスは大人気

「当社は2000年頃から、白い恋人パークの来場者向けに、店頭で撮影した記念写真でオリジナル缶を作製するサービスを始めました。2018年には年間約16,300件を超える注文をいただくサービスに成長しました。

自分だけの白い恋人オリジナル缶は、北海道旅行の記念や家族・友人へのお土産として好評です。ペットの写真で作るのも人気ですね。子どもの成長記念のほか、企業ロゴを入れたノベルティや挨拶品として定期的に作られるお客様もいらっしゃいます」

UVプリンターとcotodesignの導入でよりよいサービスに

「以前はローランド ディー.ジー.のインクジェットプリンターで写真を印刷したステッカーを、パッケージ缶に貼って仕上げていました。
今年7月の新千歳空港への出店と白い恋人パークのリニューアルを機に、オリジナル缶のサービスを強化したいと考え、パッケージに直接プリントできるUVプリンター『LEF2-200』と店頭で簡単にデザインを編集できるソフトウェア『cotodesign』を導入しました。

お客様からは缶に直接プリントできることに驚かれ、特別感があると喜ばれます。店頭にあるUVプリンターも目を引くようです。
UVプリンターの導入により、ステッカーを貼るスタッフの作業負担も減らすことができました。また、cotodesignを使えば、持ち込みの写真データの合成作業の手間が減り、お客様のデザインの最終確認も画面上でスムーズに行えます。

オリジナル缶をお渡ししたお客様が喜ぶ姿を見られるのはとてもうれしく、励みになります。これからも、空港での北海道の思い出作りに活用いただければと思います」

人気の観光スポット「白い恋人パーク」でもオリジナル缶のサービスを拡大中

白い恋人パーク

次に紹介するのは、札幌市西区にある製造工場に併設された「白い恋人パーク」。美しい庭園と、工場見学やお菓子作り体験が楽しめる人気の観光スポットです。
フォトショップ・メメント(オリジナル缶受付カウンター)の責任者の太田真菜美さん(下写真)に案内いただきました。

白い恋人パーク フォトショップ・メメント(オリジナル缶受付カウンター)の責任者の太田真菜美さん

「白い恋人パークでは、ローランド ディー.ジー.のインクジェットプリンター『SP-300i』で長年オリジナル缶を作製してきました。UVプリンターを導入したことで、オリジナル缶に加え、白い恋人のミニマグネットやキーホルダーなどもカスタマイズして販売できるようになりました」

白い恋人オリジナル缶(奥)のほか、ミニマグネット(手前)なども人気

白い恋人オリジナル缶(奥)のほか、ミニマグネット(手前)なども人気

「来場の記念にここで撮影をして、オリジナル缶を作るお客様が多いですね。日本各地のお客様のほか、中国や東南アジアを中心とした海外のお客様も多く注文されています。繁忙期には1日に100缶以上作ることもあります。

これからも、写真をプリントできる商品のラインナップを増やしたり、当店限定のデザインを用意するなど、特別なサービスをお客様に提供していきたいと思います」

ありがとうございました。

旅の思い出を形にして美味しいお菓子と一緒に持ち帰ることができる、素敵なサービスでした。

このサービスは、株式会社宣伝会議による販売促進の専門誌「販促会議2019年11月号」とWebメディア「AdverTimes(アドタイ)」でも紹介されました。

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