「第16回 EDIX（教育総合展）東京」に出展高校3年間を通したSTEAM教育実践例を紹介

「第16回 EDIX（教育総合展）東京」に出展
高校3年間を通したSTEAM教育実践例を紹介

2025年05月29日　企業活動, イベント・展示会, デジタルプリンティング

ローランドディー.ジー.は、2025年4月23日～25日に東京ビッグサイトで開催された「第16回 EDIX（教育総合展）東京」において、株式会社デジタルファブリケーション協会様と共同出展しました。ブースでは、昨年に引き続きデスクトップ型フラットベッドUVプリンター「VersaSTUDIO BD-8」を展示し、教育現場におけるUVプリンターの活用事例を紹介。教育機関から要望の多かった治具や保証をセットにした「アカデミックパッケージ」も新たにご用意し、ご来場の皆様にご提案しました。

あらゆる視点から見た、STEAM教育の実践例

Science（科学）、Technology（技術）、Engineering（工学）、Mathematics（数学）の4分野に、創造性を重視するArt（芸術）を加えた分野横断的な学びである「STEAM教育」。ものづくりの普及・啓発を目指す株式会社デジタルファブリケーション協会様とは、これまでもSTEAM教育にフォーカスした共同出展を続けてきました。4年目の出展となる今回は、これまでの取り組みの中でブラッシュアップされてきた実践例が展開されました。
今回のブースでひときわ注目を集めたのは、以前から当社の製品をご活用いただいている広島工業大学高等学校の教員と生徒の皆さんです。2022年にK-STEAM類型CL（クリエイティブ・ラーニングコース）を新設した同校では、その第1期生が2025年3月に卒業。一つの区切りを迎えたこのタイミングで、その歩みをまとめた冊子がブースで配布されました。「たまらなく好きなものを見つけ、夢中になる」という同コースのスローガンに即した生徒達の成長の様子が収められたこの冊子は、毎年進化していくブースの中でも特に関心を集めていました。また、会場ではK-STEAM類型で学ぶ生徒や教員に加え、高校に常駐するデジタルファブリケーション協会スタッフおよび同協会エグゼクティブプロデューサーによる授業実践の成果発表も行われ、STEAM教育最先端の現場からの声に、多くの教育関係者が熱心に耳を傾けていました。

生徒たちによる授業のプレゼンテーション
カリキュラムはデジタル機器の使い方から始まり自身の関心と絡めたアウトプットに発展

生徒や教員達への取材を中心に構成された冊子「K-STEAM類型創設3年間の軌跡」
生徒たちが実際に授業で作成した作品

「アカデミックパッケージ」でさらに身近になったBDシリーズ

会場では当社のフラットベッドUVプリンター「BDシリーズ」についてもプレゼンテーションで紹介しました。教育関係のみならず、多くの来場者が足を止め、関心を寄せていました。当社は例年出展していることから業界内での認知も向上しており、過去に当社UVプリンターを導入した先生からは「転入先の学校でも導入を検討したい」といった、うれしい声もいただきました。
当社が今年から提供を始めた「アカデミックパッケージ」は、「UVプリンターの運用に必要なものをまとめてほしい」という教育機関からのご意見にお応えし、すぐに印刷を始められるファーストステップガイドや治具および材料などをセットにしたパッケージです。3年間の保証も付属しており、導入時の予算計画を立てやすくすることで、よりスムーズな導入が可能になっています。こうした導入のハードルを下げる取り組みにより、検討されるお客様の層も大きく広がっているのが感じられました。
また、3月27日に発売した「BD-12」は、「BD-8」よりも大きなA4サイズの印刷が可能になりました。印刷範囲が広くなったことへの反響は大きく、既に保有しているレーザーカッターなどの機器と組み合わせて使用してみたい、といったニーズも見受けられました。
近年、教育現場においては「創造力」がますます重要視されています。当社は、製品が持つ“創造（ワクワク）”の力によって学びの可能性を広げられるよう、今後もラインナップの拡充やサポート体制をより充実させてまいります。