作品と一緒に記念撮影

小中学生向けに職場体験会
トートバッグとステッカー作り実施

2025年09月22日 企業活動, デジタルプリンティング

当社は7月29~30日、浜松市の小中学生が地元企業を訪問し職場体験する「浜松みらいっこ」事業に協賛し、当社プリンターを活用した職場体験会を初めて実施しました。参加者はパソコンで好みのデザインを作成し、トートバッグとステッカーを製作しました。

自分の「好き」をカタチに

浜松市が主催する「浜松みらいっこ」事業は、次代を担う子供たちに仕事の魅力を伝えるため、市内小中学生が地元企業を訪問し、夏休み期間に職場体験できる機会を提供するものです。当社は以前から強く持っていた「浜松の企業であるローランド ディー.ジー.について、子供たちにもっと知ってもらいたい」との思いから実施を決定しました。

体験会には、小学校4年生から中学校3年生まで計48人が参加。2日間計4回に分けて実施しました。体験会では当社のパーパス「世界の創造(ワクワク)をデザインする」が、ものづくりに生かされているという説明からスタート。さまざまな種類のプリンターで何が作れるかを紹介し、看板やグッズ、洋服などの身近な物にも当社の製品で作られたものがあることを知ってもらいました。

説明の後はトートバッグ作りがスタート。「自分の好き」を「言葉にする」「絵にする」「カタチにする」というプロセスに分けて進行しました。

まずはテーブルごとのグループで参加者同士が、自分の「好き」を紙に書き出して発表。言葉にすることで、ものづくりが始まることを体験してもらいました。
次は「絵にする」工程。参加者は言葉にした「自分の好き」を、パソコンのパワーポイントを使って、好みのイラストを張り付けたり文字を入れたりして表現。パワーポイントに入っている絵柄の数は限られていますが、参加者はそれぞれ創意工夫したりほかの参加者と相談したりしながら、自分だけのデザインを仕上げていきました。自分の想いを言語化・視覚化・他の参加者と共有することで、仕事をしている感覚を味わえたようです。

デザインができたら「カタチにする」工程に進みます。
トートバッグは、DTF(Direct To Film)プリンター「TY-300」を使用して製作しました。参加者は、プリンターから出力された自分のデザインが印刷された転写フィルムに、糊付けしトートバッグにプレス。フィルムをはがすとデザインが鮮やかに現れます。自分の「好き」がカタチになり子供たちがよろこぶ姿に、私たちもものづくりの楽しさを改めて感じました。

さらに溶剤インクジェットプリンター「VersaSTUDIO BN2-20」を使い、同じデザインでステッカーも製作。プリンターの中で印刷からカットまで行われる様子を興味深くのぞき込んでいました。出来上がったシールを参加者同士で交換する様子も見られ、打ち解けるきっかけにもなったようです。

  • 講義の様子

    社員による説明

  • デザインを作成

    パソコンでデザインを作成

  • デザインを作成

    真剣にデザインを作る参加者

  • TY-300で印刷

    TY-300で転写フィルムに印刷

  • トートバッグにプレス

    トートバッグにプレス

  • フィルムをはがす

    フィルムをはがすと絵柄が現れます

  • BN2-20でステッカーを印刷

    BN2-20でステッカーを印刷

  • ステッカーに見入る様子

    印刷されたステッカーに思わず声を上げる参加者

会社や仕事の魅力を理解

参加者は夏休みの思い出や自由研究などの宿題として体験会に来られました。以下のような感想が寄せられ、私たちも今後の活動の励みになりました。
「パソコンで描いた物が、トートバッグに印刷されて面白かったです」
「印刷の仕組みがわかった事が印象に残りました」
「実際にトートバッグにプリントされるところを見られたのが印象的でした」
「パワーポイントでデザインを考えるのが楽しかった」

保護者からもコメントを頂きました。
「かわいいバッグができ、本人もとても気に入っており良かったです」
「高度な技術を持つ製品を目の前で見て感性が刺激されたと思います」
「好きなものを表現する難しさとおもしろさを感じたと思います」
「デザインから製品になるまでの工程を体験して、ものづくりの素晴らしさを感じられたと思います」

創造力を引き出す製品の力

体験会を実施した当社担当者は、「自分の手で一からデザインを作りカタチにするというプロセスが、子供たちがものづくりを楽しみながら知ることにつながったのではと思います」と振り返りました。また、「子供たちの創造力の高さに驚かされたと同時に、今回の体験会や当社製品で、子供たちの創造力を引き出すお手伝いができ、製品を作る私たちのよろこびにもなりました」と話しました。

当社として地域の子供たちに会社に来てもらうのは初めてでしたが、当社の事業や製品について、そして働くことについて知っていただけたのではないかと思います。当社社員にとっても、子供たちのワクワクした表情から、製品の魅力を再発見する機会になりました。子供たちには、ものづくりのワクワクを学びとして持ち帰ってくれたならうれしい限りです。

  • 作品と一緒に記念撮影

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  • トートバッグ作品